尿漏れ。この症状がある人にとっては、不快な言葉である。また、いつ尿漏れになるか分からないので、不安にもなる。そうなると、恥ずかしいし、自分に自信がなくなってしまうしで、活動の幅も、考え方もマイナスになってしまいがち。でも、その原因と治療法、対処法を知るなら、気持ちを軽くすることができる。まず、尿漏れの原因を探ってみよう。一言で尿漏れといっても、様々な原因があるのだ。
まず、切迫性尿失禁。突然、尿意を感じてトイレに行くまでに間に合わないという種類の尿漏れ。お年寄りや脳に病気を抱えている人がなりやすい。トイレに行きたいという信号をうまく受けられなくなっているゆえに起こるといわれている。つぎに、腹圧性尿失禁。これは、重いものを持ったり、くしゃみをしたりすると、少量の尿を漏らしてしまうというもの。妊娠や出産を経験した女性に多く、尿道を抑えている筋肉が弱くなって起きてしまうもの。また、溢流性尿失禁という、膀胱が尿で満杯になってあふれてくる尿漏れもある。これは、前立腺肥大症や前立腺がんになった男性に多くみられる。
そして、機能性尿失禁。これは、膀胱には問題がなくても、運動機能や脳に問題があり、トイレにたどりつけなくて尿漏れをしてしまうというものもある。
このように、尿漏れにも様々な原因と種類があり、それによって治療法も異なってくる。単なる老化現象とかたづける前に、ひとりで悩まずに泌尿器科に行き、治療法と改善策を知って、前向きに、活動的に生活したいものである。 |