血尿によってある程度病気の危険性を察知できるが、血尿ばかりが病気を判断する基準ではない。普段は透明の尿がにごったり、白濁していたり、膿が混じっていたりと、普段とは違う症状だと思ったなら、すぐに泌尿器科を受診しよう。
尿がにごるのは、細菌が多く入ってしまった証拠。その細菌の種類によっては、薬を服用して治療しなければならない。
また、尿が白濁することによって、体が危険信号を発する場合もある。これは、膀胱、尿道、腎臓などに菌が入り込んでしまい、炎症を起こしていることを示している。なので、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などの可能性があるということになる。
また、黄緑色の膿が尿に混じっているなら、淋病の疑いがある。性感染症の一つなので、早めに受診すべきである。
しかし、尿の色がいつもと違うことに神経質にならなくてもよい。というのは、尿は食べた物、飲んだものをある程度反映するからだ。たとえば、ビタミン剤を飲んだら、尿の色が黄色くなったり、ビーツという赤カブの一種を食べると尿の色は赤くなる。さらに、最初は透明だった尿が後からにごるという症状もある。これは塩類尿といって、冷えて固まった塩の結晶が尿に混じっているもので、冬によくみられる症状なので、心配することはない。
ただ、尿の状態とともに、熱がある、痛みがある、などのほかの症状があるならば、すぐに泌尿器科に行くべきである。初期の症状であれば、比較的簡単に治るものでも、こじらせてしまうと大変な結果になりかねない。何においても、早期発見、早期治療。自分が苦しまなくても済む大前提である。 |